【チャコールプロジェクト-その1】生活必需品の品質改善でビッグビジネスにチャレンジ【ケニアで仕事してまんねん。vol.2】

最初のケニア事業はここから始まる。

 

最初の記事でも記載いたしましたが、私たちは今ケニアの国民の生活に密着し、ケニアの発展にもつながる取り組みを立ち上げています。
現段階で私たちがケニアで実行してゆくプロジェクトは現地パートナーと行動を共にしビジネスに取り組む中で生まれてくる課題に向き合っています。
私たちは廃棄物事業の中で発生したリユースなどの選択肢の一つとして海外への輸出を行っており、その輸出先の一つとしてケニアがある。
という状態でした。そういう状態でしたので日本からケニアに輸出する。ということで最もスタンダードで私たちとしても、ポピュラーな選択でした。

そういう取り組みが中心だった私たちが、こういう事業に携わるようになるとは・・。
私自身はエコビジョンの中でも海外への販路を開拓する面でかかわる部分は多いですが、こういう事業は想像していませんでした。
今回のお話はそういう内容です。

生活の基盤となる燃料は「炭」なんです。

今回の私たちの事業のお話をする前に、ケニアについて少し説明させていただきたいと思います。

ケニアは、経済的な急成長を遂げ世界的にも注目されているエリアであることは、前回の記事だけでなく様々なメディアなどでも取り上げられている事実です。その急成長はリープフロッグと呼ばれるような大きなステップで伸びています。通常はインフラが整いビジネスが加速する。という順番ですがケニアを含み東アフリカで急成長する国々はインフラが整わない状態で成長を遂げています。

結果、ケニアでは生活環境のインフラが整わず、調理などもガスではなく炭を使って生活が営まれています。

 

品質をあげケニア国民の生活に密着する商品を展開する

 

まずは環境面でのイメージでいうと、年中暑いサバンナの国のイメージがあるかと思いますが、確かにケニアは赤道直下の国なのですが中部一帯が標高1700m前後の高地であるため、平均の気温が10-28度という比較的過ごしやすい国となっています。欧米のセレブたちの避暑地の場として人気があることからも過ごしやすさがうかがえると思います。私自身もずっと暑い国なんだろうなぁと思っていたので、まず一つイメージの違う点でした。

 

流通網の担保と品質改善への取り組み

 

どこに売る?誰が売る?

 

先述の通りケニアではまだまだインフラが未整備であることは事実です。医療や福祉、金融関連、教育なども含めて生活のためのインフラが整っていない地域も多いのです。
ここで通常はこうしたインフラの整備が進み、そこに比例しながら経済が発展していくわけなのですが、ケニアをはじめとするアフリカの諸国はあたかもカエルがジャンプするかのように順番を飛ばしてステップアップする経済成長を遂げています。

 

この記事は経済評論家が書いているわけではないので、ざっくりと書かせてもらいますが、リープフロッグと称される経済発展を可能にしたのは世界的に浸透しすでに先進国で平準化され安価になったIT技術がコスト的にも比較的容易に導入を行えた。という点と既存の環境からシフトさせるといった導入時の摩擦的なものがなかったことが合わさって、リープフロッグが実現されたということではないでしょうか。

 

制限される炭生産の法律に立ち向かう

 

2007年から始まった、携帯のショートメールを使った送金サービスです。日用品の購入、実家への仕送りなどあらゆる送金シーンに対応しており、現在ケニアでは国のGDPの約半分の額の取引がM-PESAを介して行われている重要なサービスです。日本でも電子マネー、電子決済が浸透してきていますが、ケニアではもはや生活を円滑におくるための機関システムとなっているようです。

 

「タンザニア」がケニアの炭・・いや、エコビジョンの海外事業の切り札!

 

ここまで記事を読んでいただいた方は、ちょっと疑問に思われていませんか?

いや、リープフロッグもケニアの話も面白そうなのは分かったんだけど、あなた何屋さんなの?と。

 そう思われた賢明なあなたの疑問にお答えします笑。

当社は廃棄物事業のコンサルティングを中心とした事業を行っています。廃棄物事業のコンサルティングと言われても、ピンと来ないと思います。ゴミを出したい企業様の廃棄物をより安全に適正な価格で処理を行えるように仲介する事業なんです。廃棄物を処理する流れの中で、リユース・リサイクルという提案を行わせていただくことが多々あります。排出主様は廃棄物だと思っているものに対して、リユースの価値を見つけ流通に乗せることで廃棄物費用を抑えることや、SDGsの視点でもなんでも廃棄するのではなく再利用を行うことでサスティナブルな社会を目指すという、最近の社会の動きにも準じた企業様にも社会的にも意義のある提案を行えるからです。

そのリユースの流通経路の中で海外へ輸出する機会があり、その出口の(販売先)の一つとしてケニアとの取り組みを始めたことが、わたしたち株式会社エコビジョンがケニアでのビジネスチャンスの可能性を感じ始めたきっかけとなったわけなのです。

 

ビッグビジネスのチャンス到来!?どうなるチャコールビジネス!

 

今、ケニアをはじめとする東アフリカに興味を持つ企業は少なくありません。私たちもその一つです。ケニアのビジネスの可能性は大きいことは日本でも何度も取り上げられています。私はオリエンタルラジオの中田さんのyoutube大学を見ているんですが、そこでもアフリカ経済について取り扱われていました。

 

リユースの商材の輸出先としてまずビジネスをスタートさせているのですが、それだけであれば、他の輸出先の海外のお取引先となんら変わりません。

私たちエコビジョンは、ケニアの国民の生活に密接し、私たちのようなフットワークの軽い中小企業だからこそできるビジネスを展開することでケニアのさらなる発展とエコビジョンの海外事業の成功を目指すプロジェクトを立ち上げることを決定いたしました。

 

とはいえ、初めての試みです。その挑戦の記録となるような記事を展開していきます。

ご期待ください。