いつもお世話になっております。
不定期更新の当コラムをお読みいただいてることに感謝しております。
最近、散歩してるんです。
チャキチャキっとウォーキングっていうよりダラダラっとお散歩です。
のぐさんぽです。(私のぐちと申します)
1万歩めざして、のぐさんぽするので、1時間半くらい歩いてます。
かれこれ2か月くらいのぐさんぽしてますが、歩く時間帯が定まってなくて日付が変わり始めるころに
てくてく歩きだすこともしばしばです。健康なのか不健康なのかよくわからん生活サイクルです。
あ、ついでに言うとちょいちょいタバコ休憩も入ります。ウォーキングとかジョギングとかしてる人で
タバコ休憩してる人みたことないです。僕、なんか間違ってる気がしてなりません。
それはさておき、日付が変わるころ閉まってる商店街を徘徊散歩してると廃棄物の回収に回る業者さんをよく見かけます。
心の中でいつもお世話になっております。と挨拶してます。届かなくったっていい。感謝することが大事だとお釈迦様も言うてます(多分)。
さて、今回の記事も当社の主幹事業である廃棄物処理のコンサルティングについてのご案内になります。
特に今回は実際のご提案資料の一部を含めたご案内となりますので、廃棄物処理のご担当者様などにはぜひお読みいただきたい内容のハズです。
Contents
廃プラスチックの回収精度を高める
今回のご紹介する事例は、数年にわたり当社がコンサルティングを行わせていただいている大手ホームセンターグループ様に対してのご提案です。
こちらのホームセンター様の店舗のほとんどを当社がコンサルティングさせていただいて、廃棄物回収のコンサルティングに関わらせていただいた当時は
回収単価も不当に高い業者さんをご利用されていたり、分別もままならず混合廃棄物として処分して処理費用が膨れ上がっていました。
この数年でも処分単価自体は高騰を続けており、分別を進めることは私たちのお仕事としても優先順位の高いタスクであることは間違いありません。
そういう状態ではありますが、さらなるコストダウンを図るために、廃プラスチック類の分別制度を高めるご提案を行わせていただいたのが今回の流れとなっています。
特に今回のご提案は、廃プラスチック類を別途回収することで、コスト面の改善と合わせて企業イメージ向上を実現できる内容としてご提案させていただきました。
処分費用の圧縮と環境を考慮した取り組み
具体的なイメージは↓です。シンプルな話ではあるのですが、
混合プラスチック類として廃棄される廃プラスチック類の分別を行い、再資源化を図るというのが今回の概案となります。
廃プラスチック類は再資源化を図ることができます。ペレット化を行いエコマークの付いた商品として展開することができるため
こうした活動は資源の枯渇を防ぎ、いわゆるサスティナブルな社会を目指す活動のひとつとして取組むことができるのです。
廃プラを回収すればいいだけ?でもないのです。
廃プラ回収のシンプルな構造に含まれるデメリットとは?
一見、このスキームって簡単そうに聞こえませんか?
分別を進める上でのデメリットはあるからこそ、今までなかなか実現しにくかった。という事情があったりします。
- 分別を行う店舗様のご担当者さんに負担がかかる
- 少量の廃プラのために都度回収すると回収コストの負荷が高くなる
- 再資源化する座組が案外困難。
上記のような問題が実はあったりしました。
3点も課題があるように見えるんですが、それぞれ解決策があるからこそのご提案です。
分別については担当者様と中長期的に改善のご指導をサポートさせていただいたことで負荷を軽減することはできました。
また、昨今の時流からもリユース、リデュース、リサイクルの意識がメーカー様にも浸透しており、
こうした廃プラの再資源化に取り組むパートナー様は着実に増えてきており課題はクリアされました。
問題は、回収コストです。
廃棄物回収コスト問題をネットワーク構築で解決
結論として今回のご提案のために収集運搬業者さんのネットワークを構築し、さらに店舗様でタイミングを合わせた回収スケジュールを組むことでネックとなっていた都度回収によりコストが膨らんでしまうことを解決いたしました。ちょと具体的に触れますと実現可能なラインとして12店舗を対象にしました。
ルート回収を行うことで回収コストを軽減しながら有効な再資源化を行えるプロジェクトとして成立することができたわけです。
廃棄物処理費用の改善シミュレーション
廃プラ類については当社で実測しシミュレーションを行いました。
全体の排出量の672m3に対して86.4m3が今回対象の廃プラ排出量となり、
これは概ね全体の排出量の13%となっていることがわかります。
つまり、処分費用だけでいうと、
混合プラスチック類の処分費用のコストを13%軽減できる。
ということになるわけです。
ただし、先述の通り回数を抑えたとはいえ運搬コストは発生しますので、
回収コストと相殺した分が純粋な圧縮分ということになるわけです。
あくまでも参考の値ですが、これくらいの排出量の規模間でこんな感じというのが下記です。
廃棄物から企業イメージ向上の取り組みを!
廃プラの回収を進めることは廃プラを再資源化するための土台となります。
結果としてこの取り組みを通じて、
廃棄物処理のコスト削減と環境を考える企業として企業イメージ向上にインパクトします。
当社のは廃棄物を通じてコスト面の改善以上の提案を行うことをミッションとして考えています。
廃棄物処理でお悩みの方は是非一度お気軽にご相談ください。