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ショッピングモール・・からの軌道修正!(いきなり)。
さて、前回の記事(こちら)でのご案内の通り、チャコールでのビジネスを進めてゆく中で、パートナーからショッピングモールの事業を行う流れとなりました。
ところで私がこうして記事を書いている段階は、時間軸が少し進んでおり、こういうときもあったなぁという感覚で書いています。
この時、ショッピングモールを作りましょう。という提案を受けおもしろそうだということとケニアの人々の生活に影響を与えられるものとして
私たちエコビジョンとしても、取り組んでいきたいと考えたわけなのですが、この大筋の合意の中、打ち合わせを重ねる上で方向が少しずつ変わってきました。
最初に決めた通りに100%完遂できる事業のほうが少ないと思いますがケニアでの事業は例にもれずといいますか、
日本でのその感覚以上にフレキシブルさを要求されることが多いです。
ショッピングモール改め、お酒も楽しめる若者文化の中心地(ミニモール)を構築する!
ケニアでもアルコールは好まれて飲まれています。
少し古いデータになってしまいますがケニアのアルコール摂取についての調査資料を記載します。
項目名 | 値 | 出典 |
アルコール消費に占めるビールの割合 | 56.10% | 2010年 |
アルコール消費に占めるワインの割合 | 1.80% | 2010年 |
アルコール消費に占める蒸留酒の割合 | 21.60% | 2010年 |
アルコール消費に占めるその他アルコール飲料の割合 | 20.40% | 2010年 |
1人あたりのビールの消費量(アルコール量) | 0.97リットル | 2010年 |
1人あたりのワインの消費量(アルコール量) | 0.03リットル | 2010年 |
1人あたりの蒸留酒の消費量(アルコール量) | 0.37リットル | 2010年 |
1人あたりのその他アルコール飲料の消費量(アルコール量) | 0.35リットル | 2010年 |
ざっと見た感じ、それなりにアルコールはたしなみ、ビールが主に飲まれている。
といったところでしょうか。
ビールの価格なのですが、だいたい500mlのビールがドル換算で2ドル程度となります。
日本とそれほど変わらない価格ということになります。
ここで、ビジネスサイドのアプローチで考えます。
アルコールにも結構お金を使っちゃうお国柄。
1997 から2019 におけるケニアの 月収 のチャート:
ケニアでの平均月収は、経済の成長とともに徐々に伸びてきています。
10年足らずで1.5倍前後の伸びがあるわけですから、そりゃすんごい経済成長と遂げているわけです。
私の給料も1.5倍になったら・・なんて思ったりしますが、こんな大きな変動をしちゃうと物の価値もどんどんあがって
それはそれなりに大変そうですよね^^
と、話をもどしますと平均の月収が6万円~7万円程度の人が多い中で
日本や海外と同程度の相場のビールやアルコールをたしなむというのですから、数値以上にアルコールが好きな国民性であると
いえるのではないでしょうか?
ビジネスの成立する業態である。
アルコールは高利益率であることは世界共通だった。
結論から言いますと私たちが始めつつあったショッピングモールは、こうした状況を勘案し
お酒も飲めてお買い物も楽しめる、そういう施設にしていこう!という運びとなったわけです。
特に私たちの今回のミニモール(今後はミニモールと呼称します)運営プロジェクトでは、
賃料での収入と店舗収入を両立させてゆく事業計画で進んでいます。
ですので、高純利を産みだしてくれる店舗運営は、事業の安定化にとても貢献してくれることとなるわけです。
ケニアでは18歳からアルコールの提供が認められています。
若者が集う楽しい場所でかつ、安全な空間を提供することが私たちの使命としてプロジェクトは少し軌道修正を行いながら
進み始めました。
意外なスピード感!(失礼)
ここまでお読みいただいた方の中で、このミニモールプロジェクトはどういう形で想像されていらっしゃるのでしょうか。
私は、当社の代表であり直接ケニアでのビジネスを陣頭指揮している渡邊から聞いていたのですが、
この時、あ、ショッピングモールをやめて屋台村みたいなのにシフトしていくのかなぁと、
間違った想像をしておりました。(その時はすいませんでした)
皆様、今回のプロジェクトはそういうものではありません。
方針はさらに決まり、さらに動き出すプロジェクト。動いてくれたぞ現地パートナー!
方向性がさらに確定し、私の誤った想像が出来上がったころ、
渡邊からデータが一つ飛んできました。
パース図できたで。と。
え、早いw早くね?w
と、それは私の想像とは違ったパース図と図面でした。
どういったものだったのか・・・は次回につづきます!(笑)
次回をお楽しみに。Badaaye!