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ケニアでモールの建築がはじまりました。始まったんだけど・・
これまでの記事でもご報告させてもらっていますが、ケニアでのモール事業は着々とすすんでいます。
前回の記事の通り図面も出来上がりゴールのビジョンは固まりつつあります。
私自身は、このモール事業には直接的にはそれほどかかわっていないので
社長からの共有で状況を把握するレベルなのですが、まぁ思ったよりスムーズというか
とんとん拍子に進んでる感じもあり、なかなかわくわく感のある事業なんです。
さて、今回の話はタイトルにもあるように、ビジネスチャンスがこんなところにもあるんじゃない?
と思わされた、ちょっとした気づきについてのお話になります。
すでにモールの建物は着工しています。
古今東西当たり前の話だと思いますが、ケニアでも当然基礎工事からスタートということになります。
そりゃそうですよね。
基礎工事といえば、わたしも学生時代に短期の土木のアルバイトに行ったことがあります。
どうみても若いバイトの兄ちゃんなんて、現場で鍛えられた職人のお兄様たちには足手まといでしかありません。
特に現場では現場特有の初耳はギョーカイ用語が飛び交います。
現場に入ったばかりで戸惑う私にも、職人さんから指示が飛びます。
「おー、にいちゃん、ここハツっといて」
・・わからへん。
今思うと、「ハツる」なんてスラングしらねーよと思っていた言葉も「斫る」という
正しい日本語だったわけですが、聞きなれない言葉に若かった私は、わかるように説明しろよボケ。
くらい激しめにイラっとしたわけで。あの時の私を殴ってやりたいです。
そんな思いで話はさておき、基礎工事です。
ケニアで始まる基礎工事、思ったより時間がかかる
・・その理由はなんと!?
社長から聞いていた話からすると、そろそろ基礎工事も終わって次のステップかなぁという頃、
あれ、どんな感じですか?と社長に確認すると、まだ基礎の途中やねん・・と。
社長的にも「?」な感じが否めない表情。のちに確認をしてもらったところ、
どうやら今回の基礎工事、手作業で行われていました!て、、手彫りだったかぁ・・・。
その写真が上記の写真なんですが、
ご興味をお持ちの方はちょっとこの動画でもご確認ください。
日本の常識が通用するとは思っていませんでしたが、重機なしで作るのかと思うと
なかなかギャップを感じます。大きな岩などが出てきてしまうと、ほんと大変だそうです。
気軽にハツってとか言われたら、ちょっと凹むやつです。
逆に考えるんだ。
ビジネスチャンスはここにもある!?
何度もいいます。急成長をつづけるアフリカの地です。
当然建設のラッシュも期待されますし、実際に日本の企業も港など大きな建築案件で
参画してきています。であれば、重機の需要も高くなっているはずですし、
私たちがこのモール事業を成功に導くことができれば複数の出店も視野にあり、
そのたびに手作業で時間がかかってしまう、という状態になることは好ましくありません。
だとすると、この重機のリース事業のチャンスがあるのではないかと思うわけです。
簡単じゃないケニアのお国事情。
この小さい気付きをどう活かしていけるかなぁと、漠然と考えながら
実際どうなんだろうと、ケニアの工法というか工事事情を調べてみました。
結論から言うと、都市部に近いエリアを限定にまずターゲティングしたうえでの展開では
可能性はあるかもしれないなぁというところでした。
限定的な表現にした理由は下記です
- 大型重機となるとアスファルトで整備されていない地域では利用できない
- ローカルエリアに至っては、トラックすら通行できない状態にある
という、インフラ面でリスクがあるからです。
とはいえ、私たちのモールのプロジェクトはそこまでのローカルエリアはターゲットにしておらず
ある程度の都市部であることを前提にかんがえているので、
重機のリース事業に可能性が無いわけではないようです。
日本の東洋建設さんなどが港湾の工事を請け負っているようなのですが、
その際にも、作業船や重機の調達をケニアの現地で行うことが困難であると判断されたようです。
だとすると、ケニアで重機のリース事業を始めターゲットを日本やヨーロッパの法人としても
おもしろいかもしれませんね。
気づきが楽しいケニア事業。
今回の記事は雑記といいますか、
こんなこと気づいたんですよね、という内容でしたが
日本の常識が通じなかったり、そもそも私たち自身が未経験な部分もあったりで
いろんな経験ができています。気づきがなくなったとき成長はとまります。
それは個人の成長と。会社の成長どちらにも言えることだと思ってます。
また新たな気づきを皆さんに報告できるように!
次回をお楽しみに。Badaaye!