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ガスでもなければオール電化でもない炭が支える日常生活。
さて、チャコールビジネスを始めますという内容の記事を以前、公開させてもらいました。
その記事でも記載させてもらっていますが、もう一度ケニアにおける日常生活を燃料を視点にまとめてみます。
結論から申しますと、ケニアではまだまだガス、電気のインフラが整っていなく、
調理など火が必要になる場合、ほとんどが炭が使われます。
それは一般家庭の調理だけでなく、市井の飲食店なども多くの場合が炭が活用されています。
↑これはケニアで撮影したものです。確か、羊だったような。(ヤギでした。)
炭火で焼いてくれたら塩コショウだけで、めっちゃおいしそうです笑
なんか、こういうお肉にむさぼりついてみたい・・。
美味しそうなBBQ話は置いといて、冒頭お伝えした通りガスや電気のインフラが整っていないために
ケニアは炭を使って火が必要な様々なことを行っています。
では、その炭自体はどうやって入手しているのでしょうか?
コンビニでタバコ買うくらいの感覚で買える炭。
パッとこちらの写真を見て、これが何なのかお分かりですか?
まあ、話の流れでご理解いただけると思いますが、コレが炭です。
正確にいうと、こういう感じでバケツや缶に詰められた形で販売されている商品なんです。
ケニアでは現段階で、一般的に雑貨屋さんのような形態のお店で、
こういう缶に詰められた形で炭が販売され、それを日常的に購入し生活の場で活用しているというわけです。
↓こういうお店で販売されてます。網のフェンスで守られてる感じが、若干のデンジャラス感をにおわせてますね。
では、この店舗に並ぶ炭はどういう流通が行われているのでしょうか?
まともな流通がないままに文化になっていることが問題。
安定共有が行われないのに、生活必需品という状況・・
ケニアにはもともと森林が少なく、保護の観点から樹木の伐採が禁じられています。
確かに炭を作るために木の伐採を行うとあっという間に砂漠化してしまいますね。
もののけ姫でも似たようなこと言ってました。たたら場の仕事は山を切るから神様が怒ると・・。
そういう理由からケニアは外部からの輸入に頼らざるをえません。(山の神様に怒られるからかどうかは不明です。)
ケニアでは現状主にソマリアやウガンダから炭を輸入している状態です。
その商品自体も安定して流通することが困難で、天候などの影響によって
供給の状態が変わってしまい生活にインパクトしてしまうよろしくない状態となっています。
しかも写真で見ていただいてもわかるように、品質の不安定さも見て取れるような状態になっているわけで。
安定供給できる生産地と流通ルートの確保でケニアの生活を安定させられる!
ただつまり、課題は明確になっているわけです。
品質を高めて、安定共有をすることができればケニアの人々の不安な部分を安定させることができるということです。
ようするに近隣の国で生産して輸入するというルート開拓を行うということになるのですが
これが、またなんかナゾなルールがあって今まで行われていなかったりしたようで、
具体的に言うとタンザニアという国があります。タンザニアは豊かな森林に恵まれ炭の生産にも適しているのですが
タンザニアとケニアの間で炭の輸出入ができないらしいのです。
わたしたちは幸運なことにケニアのパートナー企業の人脈を活かしそうしたルートを開拓することができました。
裏技的にも見えるのですが、タンザニアからザンジバルを経由することで
ケニアータンザニア間の流通ではないと判断されるようなのです。
正直、わたしは世界情勢に疎いのでwikiで調べた情報によりますと、
ザンジバルはタンザニア連合共和国に属するそうです。
ザンジバル (Zanzibar) は、アフリカ東海岸のインド洋上にあるザンジバル諸島の地域名。現在はタンザニア連合共和国に属する。人口は約107万人(2004年度)。1963年12月のザンジバル王国のイギリスからの独立と、翌1964年1月のザンジバル革命を経て同年4月にタンザニアに合流した後、アフリカ本土のタンガニーカから強い自治権を確保したザンジバル革命政府によって統治されている。
独立してるから、OKってことなんですね。わかんないけど、そういうことのようです。
安定供給が行えるルートで、これまでとは違う製品でトップシェアを取る
これまでの、雑に詰め込まれた炭での販売方法では、扱える店舗は
町の雑貨屋さんくらいで、少しきれいなお店になるとなかなか扱いにくい、汚れやすい商品だったりしました。なんせ炭ですから^^
今回、わたしたちは取り扱いが行いやすいパッケージングを行い、流通に乗せやすい商品として販売を行います。
ちなみになんですが、こうしたパッケージのデザインは日本でもデザイン業務の定番ツールであるillustratorを使ってたりします。
世界共通のツール。adobeすげーなぁと思いました。炭の話とはまったく関係ないですけど。
上記のパッケージデザインが実際に製品化されたものが↓こちらです。
わたしたちの炭事業でできたこの製品がケニアのスタンダードとなれるのか!?
いや、なって見せるわけですが、今後の動向をお楽しみに。